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データドリブンによるスマート都市・地域の構築
慶應義塾の目的は、「単に一所の学塾として自ら甘んずるを得ず。其の目的は、わが日本国中に於ける気品の泉源、智徳の模範たらんことを期し、之を実際にしては居家、処世、立国の本旨を明にして、之を口に言ふのみにあらず、躬行実践、以て全社会の先導者たらんことを欲するものなり。」とあります。現代の社会は、急速にグローバル化が進展し、価値観の多様化など変革が著しいスピードで進む環境にあります。こうした環境では、変化へ素早く対応することが重要であり、そのためには、トップからの指示を待つのでなく、情報をキャッチした個人個人が自ら判断し主体的に行動を起こす事が必要になってきます。そうした能力を有効に開発する手法として、コーチングがあり、アメリカをはじめ多くの大学やビジネススクールで科目として取り入れられています。この科目では次世代の先導者(リーダー)になる塾生に、周囲の人の能力を開発し強い組織をつくるため、コーチングの手法を自ら体験することで学び、習得します。
臨床心理の理論と実践から得られた、心をめぐる本質的なテーマを共有した上で、人と関わる際に生起する“心の動き”についての理解を深めます。実際に教室の中で体験される相互交流は、自分の内面へのさらなる気づきをもたらすでしょう。
SFCでは人の健康について様々な視点、視座から学ぶ授業が用意されています。本コースは、学部の初学者が多様な健康科学の研究に触れながら、ヘルスリサーチを進める上での心構え、基本的な知識や方法を身にけることを目指しています。
本コースは、1日2コマ続き(4学期制対応科目)で、講義と演習を組み合わせて、学生自身が手と頭を動かして、その日の学びを体感しながら身につけられるように構成されています。同時に、世界水準の質の高い論文に触れる機会を多く作り、英文論文への苦手意識を克服してもらえることも目指しています。
本コースは、SFCで、ヘルスサイエンスのサーティフィケートを取りたい学生の入門コースの位置づけとなっており、特に該当する学生には履修を強く推奨します。
次世代の日本を含めた先進国の注力分野は、健康である。今後、様々な政策・産業・国造りにこれらがキーワードとなっていくことになる。本コースでは、生物学の基礎である生化学・遺伝学・分子生物学をこれまで全く生物学を履修していない学生にも分かりやすく学べるよう配慮し、必要最低限の知識を習得することを本コースの目的とする。
具体的には、生体エネルギー獲得における糖・脂質・アミノ酸の代謝を学ぶ生化学。我々生物の基本である遺伝子について学ぶ遺伝学。生命科学研究分野のみならず産業界においても広く利用されている遺伝子工学。これらの元になっている分子生物学を半期の間に必要最低限な基礎を学ぶ。
This course is intended to convey investigative analysis methods pertaining to environmental technoscience and environmental policy. Environmental issues are vast and span the natural and social sciences fields. In this course, students gain the ability to approach interdisciplinary subjects while dealing with practical environmental issues. The key significance of this study lies not in acquiring individual techniques or methods as much as in reaching the final objective―gaining a comprehensive ability to resolve environmental problems by gaining a comprehensive understanding of an issue, knowing how to create a framework while under time and resource constraints, and understanding which issues must be dealt with first. It is fundamentally impossible for a specialist to tackle a complex environmental problem on his or her own. It is necessary to meet challenges through collaboration with a variety of specialists and stakeholders. This course aims to nurture environmental leaders, who must be able to understand the core and scope of the problems and understand the output provided by specialists. They must manage their teams comprehensively in order to execute practical measures to resolve problems. Students gain an understanding of the relevant methods in this course and develop comprehensive abilities by taking on projects as a form of practical training.
In this course, the student will learn a method for building several environmental information systems. This course focuses on a new area that combines the environmental field and the information technology field, which have been evolving independently. By acquiring large-scale environmental data from the “real environmental space” and by measuring the cause and effect of changes in the “environmental information space” with regard to people flow data, large-scale image data, and natural environment data, students will learn a method for designing and building an environmental information system. This system will equip them with (1) the ability to respond to medium- and long-term environmental changes by detecting changes that are taking place gradually during normal times, and (2) the capability to respond quickly to changes that occur due to sudden disruptions of the environment in an emergency. In recent years, with the development of sensors and faster storage devices with larger capacities, resized environmental data are being handled much more frequently than before. As a result, large-scale data processing technology has become essential for the understanding and scientific analysis of environmental data. In this course, the student will learn the construction of an environmental measurement, analysis, and information delivery system using ICT technology. Then, having acquired the capability to analyze actual environmental data, students will develop a scientific perspective that will enable them to consider both environmental data and constructive approaches to solutions. In particular, using hardware technologies that target the monitoring and control of the real environmental space, students will learn about environmental database systems, ubiquitous environment systems, and environmental video data processing. This study will include the technology for the control of sensors in the real environment, and an ICT technique to measure the cause and effect of environmental changes that occur in the environmental information space. The students will also learn about environmental modeling based on the results obtained from the information space. They will study the solving to ordinary differential equations and partial differential equations, which are fundamental to modeling, and will perform modeling exercises using GPGPU and multi-core parallel computing.
環境システムとは人間社会と環境との間における、物質・エネルギー・情報の循環系である。現在では気候変動の影響により2030年には約7兆円/年の被害が発生するとの環境省調査結果が出るなど、地球環境問題・資源問題・エネルギー問題など複数の地球規模問題群に同時に解を与えるグローバル環境システムを構築することが人類共通の課題となっている
そこで、本科目では、まず、地球環境問題、資源問題、エネルギー問題の現状と将来を概観し、グローバルな地球環境変化と次世代地球観測システムの開発現状について概説する。同時に、国、地域レベルの環境問題、例えば、ヒートアイランド現象などを取り上げ、大規模数値シミュレーションにより、その解決策を探る。続いて、環境・資源・エネルギー問題の解決を目指し、現在、導入あるいは開発が進められている1)再生可能エネルギーシステム、2)革新的エネルギーシステムについて、その基本概念・構成、開発の現状を概説し、その役割を議論する。以上の講義をもとに、環境問題とエネルギー問題に同時に解を与えることが可能なエネルギーシステムの選択、あるいは、ベストミックスとは何かを、学生自らが考え、提案し、その技術的合理性と社会的合理性を総合的に議論する。
さらに、環境問題、資源問題、エネルギー問題の解決に向けて、リーダシップを発揮していくためには、上で取り上げた幅広い分野にわたる先端的なハードウエア・ソフトウエア技術に関する知識はもちろん、要素技術を一つ一つ積み上げ、統合化・最適化していく大規模・複雑システム構築のプロセスを自ら体験しておくことが重要となる。そのため、1)地球・地域環境システム、2)再生可能エネルギーシステム、3)革新的エネルギーシステムに関連する実習課題を複数提示する。学生は、自ら、その一つを選択し、最終目標あるいは設計仕様を設定し、段階的にこれをクリアし、その成果と問題点をまとめ発表する。このような実習により、大規模・複雑システム構築の基盤とその方法論を体得する。
Natural & Creative Living Lab - 未来をつくる言葉をつくる [ 地球温暖化 / スタートアップ(ベンチャー起業) / 自分らしく生きる / エシカル・イノベーション / 自然と創造性のまちづくり / 創造的マネジメント ]
Biodiversity is the variety of life on Earth. Human activities have been posing a serious threat to biodiversity, stressing the Earth’s ecosystems, eliminating species, and impoverishing their genetic diversity at an alarming rate. But what does loss of biodiversity mean to our human life? In this course, we will explore how plant and animal communities are studied to answer ecologically relevant questions such as how biodiversity is related to the functioning of ecosystems and how they are influenced by land management. We will discuss how our scientific knowledge is transferred to policy making to promote sustainable development.
世界中の⾔語の中で、朝鮮語ほど⽇本語を⺟語とする私たちにとって学びやすい⾔語はありません。 その理由としては、①⽇本語と語順が100%⼀致していること、②⽂法が⽇本語と⽠⼆つで逐語訳がそ のまま⽇本語になること、③膨⼤な量の漢字語が⽇本語と共通していること、そして④⽂化の深層・ 基底部分が類似していること、といったことが考えられます。私たちがすでに⽇本語能⼒として持っ ている相当部分が、朝鮮語能⼒のかなりの部分として、そっくりそのまま利⽤できるのです。ハング ル⽂字の仕組みや発⾳の基礎を初めて学ぶ初級の段階でも、短期間で⾮常に⾼いレベルの語学能⼒を 習得できます。⽇本語の基礎がきちんと⾝についている⼈であったならば、朝鮮語が上達するスピー ドは極めて速いと⾔えます。
我々は、体の内外共に非常に精巧にできた形態をもち、様々な行動をし、時には自分自身が何かという問いを真剣に考えたりします。しかし、そのような複雑な生物個体であっても、その生命のスタート地点では、卵と呼ばれるひとつの球体に過ぎません。それが、時間の経過と共にオートマチックに先に述べた段階に至っていくわけです。粘土を用いて「考える人」の像を作るとすれば、多くの人はまず頭の部位、胴の部位、足の部位などに割り当てる粘土の比率を決定することでしょう。実は生物が体を作っていくために用いる設計様式(ボディプラン)も正に同じようなことを行っています。単純なルールを繰り返すことによって、複雑なものを形成していくのです。本科目では、生物が実際に用いているボディプランを学んでいただきます。
21世紀は依然世界的なエネルギー興亡の時代であることを考えるとき、我々の大きな使命の一つは、社会を支える効率的でクリーンな新エネルギーシステムを創造し、地球規模でエネルギー革命を先導するシナリオを描くことであろう。高性能電池の出現により、遂に電気は貯められるという革命的なパラダイムがもたらされ、情報とエネルギーが電子を介して統合されることで、21世紀を通して、高度情報・エネルギーネットワークが創出されてゆくと期待される。人類が初めて手にするこの無限とも思われる可能性は、未来の我々の生活にどのように大きなインパクト与え、地域・社会を含め全く新しい人工物の概念を生み出し、21世紀以降の新社会(『電池社会』)を形作ってゆくことになるのだろうか。本講義を通し、未来を生み出すための将に現在進行形の課題として、願わくは共に構想してゆけるならと考える。
生物学はその生物種の多さや個体の複雑さなどから、全てが特殊であり、それ故に学ぶ上で何を基幹とするべきか選択することが極めて難しい学問と言える。しかし、実際には、人間社会の中にある様々な現象や事例を、そのまま当てはめることができる場合が多く見受けられる。そして、その置き換えが可能な内容ほど、生物学の中で重要な内容である傾向が高い。本授業では、担当教員の自然科学系研究と教育研究の内容、そして生物学者としての実体験を結集させ、生物学の基盤とするに相応しい14の話題を紹介する。本コースは高校生物の受講の有無を問わない入門コースとなる。
少子高齢社会において、健康の実現は重要な社会的課題である。その課題に立ち向かうためには、一人ひとりが科学的なものの見方を身につけ、健康や医療に関する情報を適切に利用し、より良い意思決定や問題解決に役立てていける力をつけることが求められる。あふれる情報に振り回されず、主体的に情報を読み解き意思決定を行っていくことは、全ての市民が自らの生命を守る上で重要である。
本コースは、健康情報を読み解くリテラシー、ヘルスデータを扱う基礎的な疫学の知識、エビデンスに基づく健康政策やそれを支えるヘルスコミュニケーションについて楽しく学ぶことをモットーとしている。疫学とは「人間集団における健康状態とそれに関連する要因の分布を明らかにする学問」であり、疾病の予防や治療の改善を通した寿命の延長、QOL(Quality of life)の向上を目標としている。
コースでは、まず疫学的な手法を中心とする量的データの見方や分析方法について基本的な知識をスキルを習得した上で、具体的な事例を通して理解を深める。
本コースは、入門者にもわかりやすく講義を行う。受講後は、卒業研究等に必要な研究デザインのスキルがある程度身についていることを目標とする。
認知科学やその関連領域を学ぶことの効用は、人間の心理や行動の科学的な理解にとどまらず、社会や産業の様々な問題に対する効果的な解決方法の創出にも役立ちます。この授業では、皆さんが将来直面するであろう実世界の問題の解決において、そうした知識を効果的かつ創造的に応用するために必要な素養の習得を目指します。
今年度は、数ある認知科学の関連研究の中からアフォーダンスとシグニファイア、視知覚、意思決定と認知バイアス、モチベーションと行動変容の4つのトピックを取り上げます。毎週、その理論的な基礎について解説し、その後、特にデザインの分野やマーケティングの分野における実践的な応用の有用性や課題についてケーススタディを交えつつ共に考察していきたいと思います。
特に学術的知識の実践的応用に強い関心と意欲のある方の参加を歓迎します。