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建築の基礎である建築構法について学びます。
- 私たちはどのように物の大きさや色、奥行きを見ているのでしょうか?
- 私たちはどのように経験や学びを蓄積させていくのでしょうか?
- 私たちはどのように身体や美しさを感じるのでしょうか?
これらの疑問は、私たちは身体の内外の世界をどのように知覚・認知しているかという疑問に含まれます。本講義は、知覚・認知の法則に迫ります。
*受講生* は、本講義を受講することで、 *知覚・認知の不思議を概念や数式で端的に定式化することやモデルを用いて知覚・認知現象を予測することの一側面を知ることができます* 。
「学習」というと一般的には「学校で習う勉強」を考えがちですが、人間の学習とはずっと多種多様で幅広いものです。子どものことばや概念の学習、読み書きの学習のような日常生活を通して行われる学習、主に学校教育を通じて学ばれる物理学、数学などの学術の学習から、チェスや碁、音楽などの分野での学習、までを射程とし、それぞれのタイプの学習で知識、技能が習熟していく認知メカニズムを分析します。今、日本の子どもたちの学力低下、特に「使える知識」「応用力」の低下が懸念されています。学習の認知プロセスの観点から、使える知識とは何か、真の学力とは何かを考察し、真の学力をつけるための学習環境,特にプロジェクトベースの探求型学習について考えて行きます。
This course is jointly conducted with Yonsei University in Seoul, Korea and Fudan University in Shanghai, China through Distance Learning (DL), simultaneously connected via web conference.
This course will examine comparative governance and foreign policies in East Asia. The main objective of this course is to analyze Japan's domestic politics, institutions and legal structures that relates to the foreign policy. This course also covers the comparative perspectives of governance and foreign policies of China, Korea, and ASEAN member states.
This course previously offered chances for students from Keio, Yonsei and Fudan university to interact together face-to-face. However, amid the spread of COVID-19, we are unable to let students to travel to visit universities at least in Fall Semester 2020.
In stead, we are providing all programs online. There will be 1) individual lectures, 2) joint lectures (Keio-Yonsei-Fudan), 3) students workshop and presentations.
1990年代以降の世界は、いわゆる経済面でのグローバリズムの進行を経験しながら、同時に東西冷戦構造の終焉とともに勃発した地域紛争と背中合わせとなる状態に置かれるようになり、紛争解決が半ば放置された結果としての「失敗国家(failed state)」から発せられる脅威にも遭遇した。また、気候変動やエボラ出血熱のようなパンデミックに代表される課題のように、主権国家や地域フォーラム、あるいは政治イデオロギーで結ばれたブロック等による対応が無力に等しい、広範な連携と地球規模での取組みが不可欠となる危急を要する脅威が注目され、その対応策や解決策が様々なフォーラムで模索されるようになっている。本講義では、このような対応を要するイシューを幅広く取り扱い、多国間協調に基づくガバナンスのあり方を検討する。
スポーツバイオメカニクスは,身体運動のメカニズムを力学的な視点から観察し分析する学問であるといえる.ここで言う観察とは映像やモーションキャプチュアなどによって得られた位置情報や関節角度情報などによる運動学と,フォースプレートや圧力センサなどによって得られた力やトルクなどによる運動力学の2つのアプローチがある.また身体運動は脳の指令によって筋肉が動かされることから,神経生理学・筋生理学の知見が運動パフォーマンスの理解には不可欠である.いかにしてスポーツパフォーマンスを向上させるのか?という観点で様々な競技スポーツ,運動に関するバイオメカニクスを論じる
工学はスポーツのあらゆるところで深くかかわっている.スポーツ用具,ウェア,施設などの開発は工学的アプローチが欠かせないものであり,そこにはパフォーマンスをいかにして最大限引き出すのかという最先端の科学が詰まっている.また実際の選手たちがみせるパフォーマンスには流体力学や衝突工学,機構学などの領域の知恵が随所にみられる.この授業ではこうしたスポーツにかかわる最先端の工学の話題を紹介する.受講後にはオリンピックなどのスポーツを見る目が変わり競技記録の向上が選手の努力だけではないことに気づくであろう.
ヒトを対象にして研究を行う際には,必ず行動を観察し何らかの客観的データを得る必要がある.ここではヒトを対象とし,身体運動に関連する事象を観察し分析する手法を学ぶ.
ここでは,主として生理学的計測ならびに力学的計測,ならびにその前提知識に関して学ぶことになる.心拍,筋電図計測などの生体電気信号の計測や最大酸素摂取量などの生理学データの計測がある.力学的な観測に関しては,モーションキャプチュアや高速度カメラによる運動行為そのものの計測や,関節角度・角速度などの計測,あるいはフォースプレートを用いた床反力の計測などが挙げられる.こうした計測実験を行った後には計測したデータの解析が必然的につきまとう.この授業では得られたデータの解析をも含めて実習形式で履修する.
「グローバル・ガバナンス」をキーワードに国際関係研究および地域研究をする際の理論と方法について学ぶ。特に、SFC以外の大学から政策・メディア研究科に入学した学生が履修することを推奨する。SFCあるいは政策・メディア研究科での研究スタイルを理解するためのトレーニングとして位置づけられている科目である。主として扱う分野はGRプログラムの学生を想定するが、それ以外のプログラムの学生でも履修可能。内容としては、社会科学的な研究の位置づけ、理論や仮説の意味などについての概論の他、いくつかの研究手法についてのチュートリアル、修士論文作成のための問題設定の仕方などを学ぶ。
配列解析は、ゲノム(DNA)やタンパク質(アミノ酸)などを表す様々なテキスト配列を分析する幅広い分野である。生物配列解析には、ゲノム構造の決定、タンパク質コード領域(遺伝子)の同定、遺伝子機能の予測、系統関係の推定、祖先配列の再構築などが含まれる (Coghlan, 2011; Hall, 2017)。最近の研究は、ゲノム解析と系統解析により新型コロナウイルスの拡散と進化を追跡できる可能性を示した ([https://nextstrain.org/])。配列解析の手法は、生物学の分野のみにとどまらず、写本の系譜(Barbrook et al, 1998)や音楽の類似性評価 (Savage et al., 2018) などにも使用されてきた。このように、配列データ解析に必要なテキスト処理スキルは、他の分野のデータ解析にも適用できる。
この科目では、配列データの解析に使用される主要なツールとデータベースを紹介し、それらを組み合わせて生物学的な問いに取り組む方法を説明する。解析の例として、公共データベースからのタンパク質やDNA配列の取得、DNA配列の統計解析(長さ、GC含量、連続塩基組成、塩基組成の局所変動)、ペアワイズ配列アラインメント(ドット・プロット、グローバル配列アラインメント、ローカル配列アラインメント)、多重配列アライメント、系統推定などが含まれる。
あらゆる分野の学生が、配列解析手法を応用して、独自の分野(生物学、言語、写本、音楽など)の問題解決に取り組む。
環境、医療、食品など私たちの生活に関わる多くの局面で、生命科学の 成果が活用されています。また、そうした社会的要請を受けて、いま生命科学は爆発的に進展、展開しています。この講義では、バイオインフォマティクス、システム生物学、メタボローム科学、ゲノムプロジェ クト、生物情報データベース、分子進化学、発生学、微生物ゲノム学、 構造生物学、蛋白質工学、代謝工学、ゲノムデザインなど、生命科学の最先端でいままさに活躍している第一人者を毎回講師に迎え、先端生命科学の最新の研究動向を学びます。
Cities and rural provinces change due to various reasons and its space changes accordingly. This class examines actual urban redevelopments and rural revitalization cases in order to clarify what kind of factors effect on changing the space, what kind of conditions are to be considered, and what kind of goals are to be set. In this class, specifically urban and rural problems and its physical design solutions are to be discussed.
Japanese urban history will be also studied through local community, ‘Cho’, which leads to a discussion on relationship between emergence of local society and urban form. Through several case studies, urban and rural problems such as earthquake, depopulation, poverty, terrorism, are to be examined in terms of social, cultural, and economical point of views. How these problems are reflected on physical space will be discussed as well.
Case studies will be Reconstruction projects of Tohoku region, Revitalization of urban dilapidated districts and provinces in Japan, Syrian refugee impact to European cities, and African urban modernization.
In the 3rd period a lecture is conducted, and in the 4th period the topic of the lecture is to be discussed.
環境や国際援助、福祉や教育などをはじめ、様々な分野においてNPO(民間非営利組織)やNGO(民間非政府組織)が大きな役割を果たしており、その重要性は今後増すことが予想されている。これらの諸活動には、行政や企業に対する独自の有効性が期待されているが、その根拠や可能性は十分明確ではない。本講義の目的は、こうした「未知なる組織」であるNPOの実態を知り、今日の経済社会における意義を理解することにある。前半では、日本のNPOの歴史と実態などを整理しながら基本的知識を得る。後半では、ゲストスピーカー(予定)や個人やグループでの作業などを通してNPOの設立・運営などの事例を検討し、その組織原理を学ぶ。
この科目は、法律を作るための技術や方法を実践的に学ぶことに焦点を当てます。
立法技術論では、①法律はどのような背景で作成するのか、②法律はどのようなプロセスで作成されるのか、③法律をどのように適用し活用するかという、法律の成立から活用までの流れとそこでの課題について学びます。
したがって、実践に力点を置き、受講生に実際に様々な課題をこなしてもらうことになります。
この授業で学ぶことを通して、SFCの技術を活かす法律や法改正をどのように実現するのかを考える機会にしてほしいと思います。
(なお、法的分析の素材として、アニメを用いることもありますので、ご留意ください。)
組織論を構成する上で主要な概念であるコミュニケーションについて、多面的に理解・検討します。とくに、リーダーシップ、モチベーション、組織開発、人材育成・キャリア形成支援、異文化マネジメントなどについて理解を深めます。前半の「理論編」では、組織コミュニケーションに関する主要な諸理論を学習します。後半の「実践編」では、企業における具体事例にもとづいて、組織コミュニケーションを実践的に検討します。組織構成員の多様性が高まっていくことが避けられないなか、組織コミュニケーションの重要性はますます高まっていくと考えられます。本科目は講義形式ではありますが、理論編と実践編の二部構成とすることで、実践に活用できるレベルまで理解を深めることを目指します。
科学や技術はこれまで大きな恩恵を私たちにもたらしてきた.その一方で,現在の知見では解くことのできない社会的課題や,科学技術そのものが社会における脅威となっている事例,そもそも科学技術では答えを出すことのできない問いが存在している.21世紀を生き,21世紀を創っていく皆さんに,これらの課題を様々な角度から考えてほしい.どう向き合うのがいいのか,そのためにどのような知識やスキルを身に付ければいいのか,自分ができることは何か.グループワークを通じてこれらを熟考する機会としたい.
環境情報学部があるSFCには、「環境」という言葉が入る授業は実に数多く開講されているが、「自然」という言葉が入った授業(講義)は、事実上この授業のみである。この授業では、半期の授業を通して、「自然環境」、そして「自然」、「環境」とは何かを深く掘り下げていく。そのことを通じて、将来の自然環境のあり方、地球環境問題へのアプローチ、そして私たちの社会のあり方を考えることにつなげることが最終的な目標である。授業は、反転授業の手法を用いて行う。すなわち、学生は、事前課題としてあげられる映画、図書、資料などを事前に観て、読んで、課題を提出して授業に臨まなければならない。授業では、ディスカッションと発表を中心に行い、さらに深く掘り下げる。
自然環境(エコシステム)は人間社会に様々なサービスを提供します。私たちは長い間、地球は無限の受容力があると思っていました。しかし、人間活動を受容できる可能性に限界があり、その限界を超えて利用されると環境には不可逆的な変化が起き、回復不可能な状態になります。また人口の成長、消費の拡大に伴い、土地の開発や資源の浪費が進行し、地球温暖化という最大に壁にぶつかっています。これについて、机上の概念としてはみんなわかっていますが、しかし、ほとんど実感はありません。この講義は高精度衛星画像の読み取りと簡単な数値演習を通して土地の価格、農作物の生産高、CO2吸収の価値を算出し、地域における土地と環境の状態と機能を理解します。その結果から資本と利子、ストックとフローの関係を分析し、土地資本、産業資本、自然資本の役割を考え、持続可能な発展の条件を習得できます。
様々な環境問題への対応が求められる中、特に気候変動については、パリ協定での2℃目標を達成するには大幅な温室効果ガス排出削減が求められる。
本科目では、気候変動問題を題材として、藤沢市の地球温暖化対策実行計画をレビューし、更に講じられる対策がないか、分野別(交通、家庭、業務、廃棄物、エネルギーなど)のグループワークを通じて検討することを通じ、環境問題の解決に向けた実践的な計画づくりを学ぶ。
This lecture will focus on disaster risk as the key element of environmental risk, and will elaborate with case studies on different innovation examples in the field of housing, health, water, education and disaster recovery.
環境、防災、資源探査など様々な利用分野があるリモートセンシングについて、特に地球環境、自然環境に注目し、講義と演習を通じて、体系的な知識と技術を学ぶ。
衛星データの種類、発展の歴史、最新利用分野について講義を通じて概観し、リモートセンシングソフトの業界標準であるQGISを使用した演習を通じて、衛星画像解析の基礎を習得する。
本講義では、作品制作を通じ、デジタル音響処理、デジタル音響合成といったコンピュータ特有の音響表現法の習得を目標とする。
受講者は、音楽制作ソフトウェアであるAbleton Liveとそのデバイス作成環境であるMax for Liveを利用して音響処理や音響合成の基礎知識を身に付け、様々な音楽構造の生成や音色の合成/処理方法を学ぶ。こうした技術を学ぶことで、コンピュータミュージックの可能性や魅力に触れ、自由な発想での音楽/音響の作成が可能になることが期待される。
また、本講義で取り上げる内容は、メディアアート作品や映像音響作品などの音響表現を利用した種々の作品制作に応用可能な知識/技術であるため、当該分野に興味を持つ学生の履修も歓迎する。
履修に際して、「コンピュータミュージック1」を履修済みであるか、それに相当するデジタル音響の知識を身に付けていることが望ましい。
Ecology is the scientific study of the relation of living organisms to each other and their surroundings. Landscape ecology integrates biophysical and analytical approaches with humanistic and holistic perspectives across the natural sciences and social sciences. Landscapes are spatially heterogeneous geographic areas characterized by various interacting patches or ecosystems, ranging from relatively natural terrestrial and aquatic systems such as forests, grasslands, and lakes to human-dominated environments including agricultural and urban settings. You will learn the fundamental theories and methods of landscape ecology, and the application to nature conservation and restoration.
この授業では、コンピュータミュージック制作の基礎的な能力の習得やシステムを理解する事が目標となる。効果音やBGM及びトラック(楽曲)の作成など基本的なニーズに対応すると共に、よりハイレベルな授業へ向かうためのイントロダクションと基礎力の習得も行う。
ソフトウェアの使用法だけでは なく、制作における基本的なワークフローの理解と共に、制作時に必須となるコンセプトワークや様々な制作状況への対応、センサーを使ったインタラクティブなパフォーマンス/楽器制作も体験してもらう。制作は座学で身につける事は困難なため、徹底したワークショップ形式で講義は進行する。このため、履修者は常に制作及び課題をこなし、履修者同士で競作してもらう。後半はグループでの相互評価や共作も体験する。短期間でより深い段階に進むのに必要な基礎能力を身につけるため、厳しい内容となるかもしれないが、是非脱落せずについて来て欲しい。
In 2020. MANAGEMENT OF EMERGING BUSINESS renews the syllabus to explore new businesses to tackle with unpredictable environmental change caused by COVID-19. This class aims at providing students with basic understanding on startup business, such as idea generation, patenting, business modeling, prototyping, commercialization, and incorporation.