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科目名安全保障と国際紛争 【学期後半】

授業概要

学部・研究科
総合政策・環境情報学部
登録番号
13579
科目ソート
C1090
科目名
安全保障と国際紛争
分野
先端科目-総合政策系
単位
2単位
開講年度・学期
2020 春学期
K-Number
開講年度・学期
2020 春学期
曜日・時限
木 1限 , 木 2限
授業教員名
神保 謙
実施形態
授業で使う言語
開講場所
授業形態
※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
GIGAサティフィケート対象
非対象

詳細

講義概要

安全保障は古来より国家の最も重要な課題であった。今日の安全保障論は、国防(Defense)の概念から、多元的な安全保障(Security)の概念への変遷を背景として、ポスト・ポスト冷戦期の新しい概念構築を要請されている。またその前提として、冷戦後の複雑化した地域紛争、民族紛争、失政国家の内戦などの分析とともに、9.11テロ後の非対称アクターの台頭による国際紛争の新しい次元を理解し、中国を筆頭とする新興国の台頭(パワーシフト)が国際安全保障にもたらす意味を検討する必要がある。

本講義では、特に冷戦後の国際安全保障と国際紛争の特徴について、1)安全保障の概念と政策体系、2)主要国の安全保障政策、3)国際紛争のスペクトラム分析、4)冷戦後・9.11後の紛争の特徴、5)予防・抑制・抑止・戦争・停戦・平和構築の諸段階、6)対テロ戦争と安全保障論の新展開といった各論点に絞って検討する。