重要:2020年の授業形態はオンラインとします。ただしこの授業の最後の課題は「SFCキャンパスを描く」ですので,最後の2回のみ温キャンパスで行えないか可能性を探っているところです.パンデミックの自体が改善されない場合は課題を変更して完全オンラインとします。
この授業ではデザインを観察する基本技法であるデッサン力を身につけます.さらに透視図法(遠近法)という一般的な絵の描き方を学ぶ事で,立体物の寸法やプロポーションをおおまかに測って絵に描く事ができる技法を身につけます.
近年コンピュータによるプレゼンテーションが一般化し,「完成予想図」などに用いられるコンピュータグラフィックスの新鮮味がなくなってきています。私がデザイン業務を通して実感する限り,手書きによる描写力はますます重要性を増している,と感じます.また実務において施主との打ち合わせでは手書きでアイデアを絵にして伝える事が効果的であるというのも事実です.
この授業では透視図の基本的な原理を歴史と絡めながら説明し、デッサン(透視図)が空間を観察&表現する為の言語である事を理解してもらい,ハンドドローイングで描く透視図を修得してもらいます。