
本APは、SFC研究所のxSDG・ラボのもとでのプロジェクトに焦点を当て、同プロジェクトへの学生の参加を通じた研究・教育の推進を行う。 SDGsの特徴の一つは、自律分散協調による、あらゆる主体の取り組みとその組み合わせによるイノベーションにある。企業活動や地方自治体などによる取り組み、消費や投資活動、IoTなど、世の中のいろいろな活動とSDGsを「掛け合わせる」ことで、真に持続的な成長を実現する可能性を秘めているのがSDGsであると考え、「×SDG(エックスSDG)」の考えで共同研究を推進しているのがラボである。ラボでは、企業とSDGの関係からSDGによる企業活動の分析や、自治体とSDGの関係から、自治体の優先政策をSDGの観点から分析すべく共同研究を行っているが、こうした活動に大学院生もかかわりを持たせながら、研究プロジェクトを推進していく。xSDGでは、多様で複雑な社会における問題解決をSDGsという切り口で実現するため、アカデミアの枠を超えたソリューション指向の研究を実施し、SDGsのベストプラクティスをラボで集積するための教育面での活動を担うものである。