
この授業では、地方自治関係の研究を志す大学院の学生が、自分の地方自治の基礎知識を深く見つめ直し、タコツボに入りがちな自分の研究だけではなく、地方自治全体の視野から広くものごとを見、捉えられるようになるために、地方自治の重要な項目を選んで、いくつかのトピックのリーディング輪読を通じて、多様な地方自治の諸分野の基礎を、より広範に深く理解することを目標とします。具体的には、主に地方自治の諸側面を研究している学生を対象に、お互いのレベルと関心をすり合わせながら、広範な問題について授業をしつつ、割り当てられたリーディングスの内容を議論してゆきます。通常、出席者は10人に満たないので、直接教室で教材を配り、授業をする予定です。授業1回の後におおむね1回分のリーディングスが配られ、次の時間にその文献の感想に対する討論があるという感じです。文献は日本語文献で、分量はそう多くはありません。リーディングスを読んだ後は、次の討論授業前日夜19:00までにA4×1枚程度の感想(論文の批評や感想、反論や発展した議論、読んでいて意味がわからないことへの質問)を書いたファイルを片岡あてにメールするか、SOLにアップロードすることが求められます。討論はここで寄せられたみなさんの感想に沿って行われます。