
哲学の古典を読む
未定であるが、例年では、一期は社会学や哲学の古典文献を読み、一期は近代日本について講義ないし文献購読を行っている。
担当者は基本的には近代日本の社会学的研究者であるが、今期は社会学とも縁の深い西洋思想の古典を読んでいく。 一見すれば現代社会との関係がみえにくい文献もあるが、複雑化してゆく現代をさまざまな角度から深く理解する視点を身につける機会となる。取り上げた本は、「近代思想の世界」で内容を講義した本が中心であり、受講者がいずれの方面に進むとしても読んでおいて損はない古典である。 これらの古典を一週に一冊ずつ理解していくため、毎回一人の受講者に20~30分程度の報告をしてもらったうえで、担当者の追加の講義を行い、受講者が討議する。 内容は「近代思想の世界」を受講済みであれば読解可能と思うので、受講者相互のディスカッションや、教員との質疑応答を重視していきたい。