このクラスでは、多言語比較とそこからの一般化をめざす、言語類型論の基礎と応用について考えます。世界には多くの言語があり、興味深い多様性を示しますが、そのバリエーションはランダムではなく、 一定の法則性がこれまで明らかになっています。この授業では、言語類型論の知見を生かしながら、言語の構造、機能、発達について考えていきます。特に、構文知識に焦点を当てて、さまざまな言語でのコミュニケーションを行うさいに、どのような知識・方略が動員されているのかを考えていきます。