
<重要>
オンキャンパスで授業します。ただしコロナ渦の影響でキャンパスでの学習活動が制限される可能性あります。 なお再入国が困難な留学生はじめ来校できない場合が想定されます。その場合はオンライン参加を認めます。
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この授業は美術大学で実施される,立体造形と図学に相当します。
デザイナーは自分がデザインしたものを図面に描き表現します.その図面をみながらメーカーや工務店は家や椅子を作ります.そのため,これら図面表現は重要な役割を担っています.
ここで一般的な図面は平面図,断面図のようにものを水平または垂直に切り取った姿を描くルールになっています.
建築デザインの場合,多くの建物は四角く,柱は水平,梁や壁は垂直なためこのような図面の描き方で問題ありませんでした.
一方,曲面だらけの建物や家具を表現するには,このような平面図,断面図などの一般図面では情報が伝わらない弊害が指摘されています。
このように図面には表現できる立体造形に制限があります。この表記方法に関する制限がデザイナーの立体的な創造力の幅を制限しているという問題があると言えます.
この授業では,デザインの道具として図面表現の技術を習得してもらいます。とともに欠点を把握してもらいます。そしてそれを活用した立体造形力を養います。さらには表記方法を新たに考える事で立体造形力の幅を広げてゆきます.こうして新規性のあるアイデアを具現化する技術を身につけることができると考えます.