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科目名特別研究プロジェクトB (オンライン)

授業概要

学部・研究科
総合政策・環境情報学部
登録番号
41688
科目ソート
A1202
科目名
特別研究プロジェクトB
分野
研究プロジェクト科目
単位
2単位
開講年度・学期
2021 秋学期
K-Number
研究会テーマ

微生物バイオインフォマティクス

開講年度・学期
2021 秋学期
曜日・時限
授業教員名
鈴木 治夫
実施形態
オンライン(ライブ)
授業で使う言語
日本語
開講場所
授業形態
※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
講義, 演習
GIGAサティフィケート対象
非対象
研究会・来期の研究プロジェクトのテーマ予定

詳細

講義概要

近年の生物学的データの爆発的増加により、従来の仮説検証型の科学に加えて、データ駆動型(仮説生成型)の生命科学が可能になった。このような複雑で大規模な生物学的データの解析には生物統計学・生物情報学(バイオインフォマティクス)のスキルが必須である。この科目では、大規模データからロバストで再現可能な知見を得るための実践的なデータスキルを習得する。履修者は、オープンソースのツール(Unixシェル、R/RStudio)を用いて、生物統計情報学の課題に取り組む。あらゆる分野の学生が、生物統計情報学的手法を応用して、独自の分野(生物学、マテリアル、建築・都市デザイン、気象、社会科学など)の問題解決に取り組む。例えば、土壌や人工環境(地下鉄の駅、バス停、学校、病院、国際宇宙ステーションなど)におけるマイクロバイオーム・データを用いて、微生物群集の分類学的・機能的組成、薬剤耐性、プラスミドや(新型コロナウイルスを含む)ウイルスなどの可動性遺伝因子を調査し、サンプルの微生物群集構造に影響を与える共変量(都市、人口密度、建物表面の種類と材料、気候、経済的・社会的要因)を同定する。分子進化解析では、抗菌薬耐性遺伝子と一本鎖DNA結合タンパク質(SSBP)をコードする遺伝子の公共データベースの配列を比較し、保存領域(モチーフ)の同定と系統樹の推定を行う。