
気圧などの気象変数の空間非一様性の観測
気圧や気温、湿度、風速・風向などの気象変数は、空間方向に大きく変動している。例えば、同じ神奈川県でも沿岸部は日夜の気温差が大きい一方で、山間部は夜に気温が低くなることもある。これはさらに小さいスケールでも同様で、湘南台からSFCに行く間にも、気象変数の値は、時空間的に変化する。しかし、天気予報に主に用いられる気象観測データは、空間方向に数十kmごとの観測点の値であり、最新の天気予報モデルの解像度が2kmであることを踏まえると、十分な解像度とは言えない。そこで、本特別プロジェクトは、気象変数が空間的にどの程度ばらつくのかを、神奈川県を中心に複数の地点で測定し、pythonによって地図上に描画することで明らかにする。