
未来の組織を探究する
上記参照
「未来の組織を探究する」
インターネット、デジタル・プラットフォーム、ビッグデータ・アナリティクス、AI等に象徴されるテクノロジーの進化は、現代の組織のあり方や経営に大きな影響をもたらし続けています。清水たくみ研究会では、いかにしてテクノロジーが新たな組織/コラボレーション/イノベーション/働き方の可能性をもたらすかについて、最先端の学術知および実践知に基づきながら探究していきます。共進化する組織とテクノロジーを理解し、自ら未来の組織のかたちを探究し/作り上げていくことを目指します。
本研究会は、「未来の組織」についてのフロンティアを本気で開拓します。より具体的なトピックをあげると、例えばFuture of Work(AI/アルゴリズムが浸透した未来の組織・働き方、ウィズ/ポストコロナ時代の仕事・組織のかたち)、New Forms of Organizing (プラットフォームやオンライン・コミュニティ等を介した新たな人間活動の組織化)、People Analytics (質量ともに進化したデータ解析による人間や組織行動の分析)、Machine Intelligence and Management (人間と機械・AIが融合/協調して生まれる知性のマネジメント)、Collective Intelligence and Open Innovation (不特定多数の知性を利用した開かれたイノベーション)などが挙げられます。これらテーマは世界中の企業・実務家および研究者が現在進行系で模索しており、まだ誰も正解を手に入れていません。未来からの留学生であるSFC生が取り組むに足る、本質的かつ未来志向の組織マネジメント課題を、皆さんと一緒に探究していきたいと思います。
上記テーマに対して、多面的にアプローチしていきます。複数のプロジェクトチームを立ち上げ、企業や外部の研究者とも連携しながら、実践的な課題解決プロジェクトと知のフロンティアを開拓する研究活動の両輪を回していきます。研究を進める上では、丹念なインタビューやフィールドワーク等の調査に基づく事例研究(case study)と、ビッグデータ時代において急速に注目されている計算社会科学(computational social science)アプローチを、各研究会メンバー/チームの志向に合わせて用いていきます。
これらの大枠のテーマやアプローチを土台に、具体的なプロジェクトに関しては学生主体でクリエイティブに探求を進めていきます。特に、本研究会は2021年4月スタートとなるため、今回エントリーしていただく皆さんが一期生となり、研究会の歴史を作り上げていくことになります。新しい研究会の立ち上げという野心的な試みに共感してくれるメンバーと一緒に、最高の研究会を作っていきたいと思います。