
応用語用論:先端研究の遂行(オンラインで実施)
本特別研究プロジェクトは,「コミュニケーション能力とは何か」を解明するため,特に語用論的能力習得に焦点を置き,様々な切り口から学習者が語用論的能力を習得していくプロセスを明らかにすることを目的とする。本プロジェクトは,二名の教員によって構成される。通年の研究会担当の中浜と,応用語用論の研究で世界的に著名なアメリカミネソタ大学名誉教授のアンドリュー・コーヘン博士によって講義・演習を行う。コーヘン氏はこれまで数えきれないほどの著書や論文があり,名誉教授となられてから以降も講演で世界を飛び回っておられるが,今回zoomでの特別研究プロジェクトということで,共同での開催が可能になった。基本的には,日英両言語で行うが,コーヘン氏の講義・演習に関しては英語で行うため,中上級以上(TOEFL500点ほど)の英語能力のある学生の履修を推奨する。学部生の特プロではあるが,高度な内容を盛り込むため,一般学部生,GIGA生以外にも,大学院生(修士・博士)の履修を大いに推奨する。このセミナーでは,応用語用論の先端研究を取り扱う予定である。まず応用語用論の基盤構築を行い,様々な切り口からこれまでの先行研究を読み進め,先端研究を自ら開拓すべく,パイロット研究をデザインするところまでを本特別研究プロジェクトの目的とする。履修生は2021年10月31日までに先行研究の批判的レビュー,研究目的,研究のデザインまでをまとめたレポートを提出すること。なお,レポートは日本語もしくは英語で執筆すること。