
家族が社会の主要な基礎単位であることはすべての社会に共通しているが、その形態や各成員の役割は、歴史や文化に応じて大きく異なる。日本では現在、家族を取り巻く状況が著しく変化し、多様化が進んでいる。本授業では、現代日本における家族を手がかりに、歴史、法、労働、福祉といったさまざまな角度から社会の動態を把握するとともに、今後の家族のあり方を展望していく。
本授業は基本的に講義形式で進めるが、グループワーク(データの分析やディスカッション)も毎回行う予定である。積極的に取り組み、発言することが望ましい。