
デジタルファブリケーションは、デジタルデータから直接「もの」を造形する技術であり、3Dプリンタ、レーザーカッター、CNCミリングマシン、デジタルミシン等が含まれます。本科目は、そのうち、レーザーカッターとデジタルミシンを前提としながら、本来的には「2D(平面)」的な加工動作を主眼に使われる装置を用いて、豊かな3D(立体)表現や可動的な変形機構を実現するために、「折り紙」と「切り紙」の幾何学的知識を講義と演習を通じて学びます。履修者は、いくつかの課題を通してその体系を理解し、最終制作を通じてその意義を深めます。この知識は、医療機器から、家具、建築、ロボット、モビリティ、ファッション、宇宙構造物まで、大小さまざまなデザイン領域に応用できるものになります。