
SFCにようこそ。この科目は、SFCのデザイン系科目の「入門」科目です。SFCでなんらかのデザインやものづくりを志す学生は、「最初(1年生秋学期)」に履修することを勧めます。(SFCでは明確な授業の序列関係がないため、どれが「基礎」でどれが「応用」か分かりにくい傾向がありますが、本科目は、SFCにおけるデザインの最初の一歩をつくる導入の授業ですので、デザイン系のまなびを考えている1年生に履修することをお勧めしています)この授業では、SFCでこれから4年弱を学んでいくに際して、さらには社会に出て創造的な仕事をしていくに際して、必ず必要となる、下記の3つの「力」を養います。(1)手を動かすことを優先させ、つくりながら考える力(鳴川肇)
(2)デジタル技術と創造的な関係を切り結び使いこなす力(徳井直生)(3)デジタルと物質<フィジカル>を横断する力(田中浩也)以上の3つの「力」について、3名の教員がそれぞれ3週間ずつを担当し、概説と演習のセットでみなさんに体験的に獲得してもらいます。SFCのデザイン系カリキュラムでは、評論家のようにいろいろ知識を詰め込んで「わかる」ことよりも、「実際にできる=実践」を重んじています。こうした学びのスタイルは、受験勉強で刷り込まれた「知」のありかたとは真逆のようなものになりますので、この授業の3つの演習を通じて、身体に染みこませるように学んでもらいたいと思います。さらに随所に、ゲストレクチャーや、3人の講師による「デザインの歴史」についてのミニレクチャーを挿入し、SFCのデザインカリキュラム(X-DESIGN)への理解を深めます。