
(この科目は隔年で日本語と英語で交互に開講します。2022年度は日本語で開講し、2023年度にGIGA科目として開講します。)第二次世界大戦後の多くの国々の独立とともに「開発/発展」を通じた豊かさの達成が、世界全体として目指されるようになりました。また、そのための研究は、いわゆる「途上国」とされてきた地域についての社会科学の知識と密接に結びつき、問題解決思考の領域横断的社会科学が発達するきっかけを作り出しました。この講義では、具体的な現場で実際に何が起こっているのかを重視し、人々自身の意思決定を重視しようとする人類学の立場を中心として、これらの開発と社会変革の動きを考察します。地域的には、教員が専門とするラテンアメリカを重視します。