
近年よく耳にする 「多言語主義」 「多言語社会」 ということばは、 「単一民族・単一言語・単一国家」 であるといわれることの多い日本では新鮮に響く概念です。 この講義では、 多言語社会のコミュニケーションという視点から日本社会をとらえなおし、言語の多様性に対する感覚を養うことを目的とします。 多言語社会の実態や問題点をさまざまな角度からとらえるために、 以下のようなトピックを扱う予定です。
−多言語教育
−言語権
−言語普及
−言語使用
−言語接触
−少数言語の維持、消滅、復興
−言語帝国主義、単一言語支配
−バイリンガリズム、マルチリンガリズム、ダイグロシア
−コードスイッチング
−ピジン、クレオール