
ヒトを対象にして研究を行う際には,必ず行動を観察し何らかの客観的データを得る必要がある.ここではヒトを対象とし,身体運動に関連する事象を観察し分析する手法を学ぶ.
ここでは,主として生理学的計測ならびに力学的計測,ならびにその前提知識に関して学ぶことになる.心拍,筋電図計測などの生体電気信号の計測や最大酸素摂取量などの生理学データの計測がある.力学的な観測に関しては,モーションキャプチュアや高速度カメラによる運動行為そのものの計測や,関節角度・角速度などの計測,あるいはフォースプレートを用いた床反力の計測などが挙げられる.こうした計測実験を行った後には計測したデータの解析が必然的につきまとう.この授業では得られたデータの解析をも含めて実習形式で履修する.