
この講座は、知識の提供ではなく、スキルの体得を試みる実践的講座である。
その中では、グラフィックデザインのコアスキル「可視化/印象操作(インプレッションマネージメント)」を取り扱う。主に「文字」「味」「パッケージデザイン」をモチーフとして用い、コミュニケーションデザイン(情報伝達デザイン)の基礎に触れる。
授業形態は、ワークショップ+小講義である。加えて、ホームワークとして「課題制作」がある。ワークショップは「作品レビュー」がメインであり、「小講義」は制作サポートとしての知の提供がメインとなる。
それらを「小講義→制作→作品レビュー」というサイクルで回し、「かんがえる、つくる、みる、えらぶ、きづく」を高速に繰り返しながら、主観的な造形制作ではなく、客観性のある印象操作を生み出すことを学んでいく。
なお、制作に「アナログ的技法」を持ち込むことを歓迎する。(それは往々にして強い伝達効果を生み、表現幅の拡大にもつながる。)