
この授業では、わが国の中央省庁と自治体が直面する課題を理解した上で、政策を評価し社会問題を解決する力を養います。講師は国家公務員(国土交通省、外務省)、政府や自治体の顧問(東京都、大阪府、愛知県、新潟市など)を歴任した経営コンサルタント(マッキンゼー)です。実務を通じて得た政策の立案と評価、そして改革の知見とノウハウを伝授します。
授業は「A.組織研究」「B.政策評価」「C.現場訪問」「D.評価演習」の4つのモジュールから構成します。
Aでは中央省庁と自治体が政治の影響下でどのように動いているかを特に組織と経営の視点から理解します。Bでは具体事例として医療、介護、産業振興、空港戦略等の政策および自治体の現業事業(ゴミ収集、市営住宅等)の評価事例を理解し、行政機関における政策の見直しや改革の具体的なイメージを会得します。さらにCでは議員や官僚が政策形成をどのように行っているかを見ます。そのうえでDでは履修者が自ら選んだケースについて第3者的視点から政策の評価と改革の提案を行い、知識の定着を図ります。