
21世紀の都市は様々な課題を抱えており、人々は多様な方法でそれに対処しようとしています。日本においては全体の人口が減少し高齢化が進むなか、地方の衰退、郊外住宅地の変化、少子化などが顕著であり、世界においては根強い人種差別、広がる経済格差、そして紛争や経済格差による移民の増加などの問題が都市のありかたに大きな影響を及ぼします。さらに、今学期も感染症拡大下における都市の在り方について考えていきたいと思います。本授業ではこのような状況下で問題を様々な角度から認識し、どのような住宅・都市、社会政策が必要とされるのかについて考えます。