
この講座は文書の作成に必要な技能や考え方を、実践を通して学ぶことを目的とします。文書の作成を「情報の生産」に至る過程の一段階として位置づけたうえで、特に情報の構造化と伝達に関する方法論を多く取り上げます。情報の構造化に関しては要求分析とアウトライン作成とを中心に、書くべき事柄を発見しかつ文書として形にする作業を実践します。 情報の伝達に関してはパラグラフライティングの考え方に倣って、読み手が効率的かつ誤解なく伝達内容を読み取ることのできる表現方法の習得を目指します。授業ではグループディスカッションを行い、相互レビュー(互いに相手の文書を批評し助言を与えあう活動)やオンライン上での学習過程の公開などにも取り組みます。