
日本の高校での進んだ物理や化学の履修を前提とせずに,物理と化学を中心に自然科学の基礎を身につけることを目標とします.物体の運動や建築を理解するための基礎となる力学,現代の産業社会や情報社会とは切り放して考えることのできない電磁気学,そして環境問題等の分野を理解するための基礎となる原子,分子、化学反応を扱う化学について学びます.
自然科学の素養を身につけておくことは,科学分野に進む学生だけでなく,政策,行政,法律といった社会科学の分野に進む学生にとっても,環境問題に代表されるようにその背景となる事象を正しく理解する上で大切なことなので,多くの学生に身につけてほしい内容の科目です。