
【科目概要】物質の化学組成を定性的・定量的に識別する分析化学は、医学、薬学、食品や環境分野をはじめとして、様々な分野でその根幹を担う重要な要素技術となっている。一方、近年では分析装置の飛躍的な進歩によって、その原理を理解しなくともクリック一つで結果が得られてしまう時代になってしまっている。本講義では、先端生命科学の計測技術を理解する上で重要な分析化学の基礎を学ぶことを目的とする。
【科目概要(詳細)】講義前半では、分析化学を理解する上で重要な化学平衡や原子・分子構造、物質の分離や抽出などの基本要素について詳述する。講義後半では、光の特性を利用した各種分析法や近年目覚ましい発展を遂げているガスクロマトグラフィーや液体クロマトグラフィーなどの機器分析について最新の知見を交えて紹介する。