シラバス

科目名研究会B (1)

授業概要

学部・研究科
総合政策・環境情報学部
登録番号
05388
科目ソート
A1102
科目名
研究会B
分野
研究プロジェクト科目
単位
2単位
開講年度・学期
2022 春学期
K-Number
FPE-CO-05003-211-89
研究会テーマ

パースペクティブ2050

開講年度・学期
2022 春学期
曜日・時限
月 5限
授業教員名
上山 信一
実施形態
対面
授業で使う言語
日本語
開講場所
SFC, その他
授業形態
※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
講義, 演習, グループワーク, 遠隔あり
GIGAサティフィケート対象
非対象
研究会・来期の研究プロジェクトのテーマ予定

来期も同じ

詳細

講義概要

月曜5限にSFCで開講します。
○この研究会の目的は、履修者が卒業後に困難な課題を解決していくためのスキル(HOW)の育成に特化します。
〇具体的にどういうスキルを磨くのか?
①表面的な事件や問題の背後によこたわる本当の課題を見抜く洞察力 ②社会的な課題を解決する分析力、③個人や集団の活動を社会変革のうねりに増幅する力(発信力、交渉力)等です。より具体的には、フィールドワーク、インタビュー、速読、レポートライティング、グループ討議、プレゼン(資料作成、説明・発表)等の実践スキルの醸成と脳の筋トレです。これらを通じて改革とイノベーションを率いる課題解決能力を醸成します。
○進め方:毎週の輪読と輪読にちなむグループワークの二本立てで取り組みます。輪読は毎週1冊のペースでリベラルアーツの名著や基礎文献を決めて全員が同じものを読み、各人がミニレポートを書いてきます。それをもとに毎週の授業ではチームで討議、さらにそれに基づくクラス討議を行います。なおグループワークについては学期末にOBOGや研究パートナーに向けた研究成果の発表を行います。
〇どういう本を読むのか
今期は2050年の未来を読み解くべく、広く文明論、世界史、地政学からテクノロジーまで視座を広げて古典を含む名著を選び、洞察の射程を広くとります。分野的には約10冊は全員共通文献として読み(履修予定者と相談して選択)、残りはグルワでカバーします。
参考1:過去の本研究会のテーマ
社会思想史の本を主に読んできました。すなわち、ギリシャ、近代啓蒙主義の政治思想、社会思想、比較文明論、歴史、経済史、社会学、心理学、国際関係などです。なお純粋哲学書は読みません。あくまで現実の世の中はどうなっているのか、どうなるのかを探求する書籍を選んできました。例えばこれまでにはロック(「市民政府論」)、アダム・スミス(「国富論」)、ルソー(「人間不平等起源論」)、ハンナ・アレント(「人間の条件」)、JSミル(「自由論」)、プラトン、アリストテレス、カント、ヘーゲルなどを読みました。 なお時折、最近の名著(「暴走する資本主義」「コミュニティを問い直す」等)も読みます。日本論や昭和史の本、東洋史、東洋哲学も読みます。例えば老荘思想、儒学、内藤湖南、網野義彦、宮本常一、等の本です。なお一部を抜粋してよむときもあります。