
慶應義塾の目的は、「単に一所の学塾として自ら甘んずるを得ず。其の目的は、わが日本国中に於ける気品の泉源、智徳の模範たらんことを期し、之を実際にしては居家、処世、立国の本旨を明にして、之を口に言ふのみにあらず、躬行実践、以て全社会の先導者たらんことを欲するものなり。」とあります。現代の社会は、急速にグローバル化が進展し、価値観の多様化など変革が著しいスピードで進む環境にあります。こうした環境では、変化へ素早く対応することが重要であり、そのためには、トップからの指示を待つのでなく、情報をキャッチした個人個人が自ら判断し主体的に行動を起こす事が必要になってきます。そうした能力を有効に開発する手法として、コーチングがあり、アメリカをはじめ多くの大学やビジネススクールで科目として取り入れられています。この科目では次世代の先導者(リーダー)になる塾生に、周囲の人の能力を開発し強い組織をつくるため、コーチングの手法を自ら体験することで学び、習得します。