
サイバーセキュリティは情報社会また今後のIoT社会を支える基盤としてその重要性が高まっている。サイバーセキュリティの実践にあたっては技術的な知識だけでなく組織管理や人間工学、法律、政策など様々な事項についての総合的な取り組みが求められる。
本科目は実際に発生した様々なサイバーセキュリティに関するインシデント等の事例を取り上げ多面的に分析しどのような事前の取り組みが必要だったのか、またそういった事案を防止するための技術的な対策、政策的な対策など今後求められるサイバーセキュリティの取り組みについて議論を行う。またこれらの分析を通じてサイバーセキュリティ人材に求められる知見やスキル、センスについての理解を深める。
本科目ではサイバーセキュリティの様々な側面を代表する事例を取り上げ各自分析した結果を持ち寄り、議論を行う。この過程を通じて現実的なサイバーセキュリティの課題についての理解を深め複雑な課題について様々な知見を活用して問題解決や意思決定を行うプロセスを疑似体験し実社会における問題解決に必要な能力を習得する。