
フォレスト・サイエンス・アンド・エンジニアリングでは、山林(森林)、林業から木材、木造までを扱います。このフォレスト・サイエンス・アンド・エンジニアリングの“下流”では、中下流域にある木材や木造を中心に、フォレスト・サイエンス・アンド・エンジニアリングの“上流”は、上流域にある山林(森林)や林業を中心にします。専門知識の教授ならびに、実態と問題、それに対する技術や社会制度について解説していくことで、履修生の専門知識の獲得と当該分野への理解を深め、また履修生各自の考えを醸成していきます。
国土の67%をしめる山林とそれに関わる産業は我々の生活に密接に関わっており、また山林から木材、木造に至る問題は、我が国の技術開発や社会制度設計が見失った側面を分かりやすく映し出す鏡とも言えます。
履修生が将来この分野を専門にしなくても、重要な意志決定をすべき時に、思考の広がりと深さに寄与する授業内容にしたいと考えています。