
エクス・ミュージック(x-Music)
2020年度より、 ORPHE 株式会社 と共同で、ヒトの歩行・走行運動に合わせた音楽の自動生成の研究に取り組んでいる。2021年度も継続して歩行・走行・ステップなどの身体運動の可聴化研究に重点的に取り組む予定である。また、都市データを用いたサウンドアートや音楽の生成ー「都市作曲 / Urban Composition」をテーマとした研究や、脳波データを用いた音楽の生成、赤ちゃんの運動データを用いた音楽生成、その他、2022 SFC Open Research Forum (ORF) での「x-Music 音楽祭」の開催に向けて、実践的に研究に取り組む予定である。
履修選抜課題で挙げた 3つのカテゴリー(Sonic Technologist / Sound Artist / Independent Artist)に分かれてサブゼミ・勉強会を実施し、研究活動のマイルストーンを設定する。Sound Technologist グループでは、AbletonやMaxなどのSoftwareの使用、Hardware/電子工作の知見/技術を深め、実際に手を動かしながら積極的にプロトタイプを作る。Sound Artist グループでは、サウンドアートに関わる文献や歴史的文脈の整理、作品制作、論考やステートメントの出版を行う。Independent Artist グループは、レーベル運営・楽曲リリースなどの課外活動を徹底的に行い、その熱意・知見・技術をメンバーとシェアしつつ、x-Musicの社会実装を行う。
NIME (The International Conference on New Interfaces for Musical Expression), ICMC (International Computer Music Association), NYCEMF (New York City Electroacoustic Music Festival), Are Electronica など国際的な場での作品発表を目指す。
音楽とは一体何か。SFCは世界に向けて、一体どんな音を創り、何を表現すべきか。本研究会では、音楽の真価や可能性を探究し、まだ確固たる名称のない、未知なる次の音楽(= x-Music)を制作することに取り組む。SFC エクス・デザイン(x-Design)プログラムのクリエイティブマインドをリスペクトし、以下の観点から音楽を制作することに挑む。