
古典芸能に見る日本の社会と文化
過去には「お金」、「死」等を扱う落語を題材に様々な作品に触れ、検証を加えましたが、今期のテーマについてはゼミ生と協議し、課題作品を選定する中で決定します。授業計画中の各回の課題設定は仮置きです。
古今東西の古典落語を観賞しつつ、近世から、現代にいたるまで、日本人が愛しんできた社会像、人間観、価値観、共同体のあり方を学び、こうした日本人の心情や地域社会の構成が、現代社会においてどの程度息づいているのかを考証する。そのうえで今後の日本の地域社会のありかた、日本人の心情や文化をいかに継承、発展させるべきかを展望する。