
山形県庄内地域における生態のフィールド調査
山形県庄内地域で変形菌や節足動物のサンプリングを行い,それに対して形態学的及びDNAバーコーディングによる種同定を行う.夏プロ期間中には特に変形菌とクモの生息情報を中心に整理する。
※DNAバーコーディングとは、生物に普遍的かつ極めて保存性高く存在する遺伝子の配列を用いて種判別する手法である。一般的に16S/18S リボソーマルRNAや、シトクロムオキシダーゼIの配列が用いられ、これらの配列は十分に進化速度が遅いことから、種内ではほぼ同一の配列となり、種間では僅かに配列が異なることが期待できる。よって、形態学的な専門知識を持たずとも、配列決定によって容易かつ定量的に種判別を行うことが可能になる。