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科目名個益・公益のデザイン

授業概要

学部・研究科
政策・メディア研究科
登録番号
49803
科目ソート
64630
科目名
個益・公益のデザイン
分野
プログラム科目
単位
4単位
開講年度・学期
2022 春学期
K-Number
GMG-MG-67103-221-86
開講年度・学期
2022 春学期
曜日・時限
水 6限 , 水 7限
授業教員名
井上 英之,飯盛 義徳,伊藤 健,國領 二郎,神成 淳司,坂倉 杏介,鈴木 寛,玉村 雅敏,一ノ瀬 友博,山田 貴子,安井 秀行,清水 たくみ,保田 隆明
実施形態
オンライン(ライブ)
授業で使う言語
日本語
開講場所
その他
授業形態
※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
講義, グループワーク, 遠隔あり
GIGAサティフィケート対象
非対象

詳細

講義概要

 現代社会において、人間のwell beingを向上させる自然・社会環境の保護・形成が喫緊の課題となっている。また、社会全体の生産性向上や地域社会の活性化を推進することも重要な課題である。そのような状況の中で、「個益」(=個人、ないし、特定の組織の利益)と「公益」が相反するものととらえる従来のアプローチでは隘路にはまってしまう。また、「個益」を追及するビジネスアプローチのみや、「公益」だけを追及する行政アプローチを別々に進めるのでは不十分である。社会的なアントレプレナーシップを発揮し、マーケットメカニズムおよび事業経営の手法を公益の増進に結び付けるための「個益と公益のトータルデザイン」が求められている。この授業は、社会を変えるために、個益になる事業を起こして持続的に公益を実現してゆくという、新しい生き方を構想する力と実践する力を学ぶ科目である。環境・ビジネス・社会起業など様々な分野における社会起業の事例を通して、「個益」を促進する「インセンティブシステム」を導入する方法、「公益」をもたらす「協働」を成立させる方法、「協働の果実」を「公平に配分する仕組み」などを議論する。授業は講義・ディスカッション・グループワークを適宜組み合わせて進める。なお、この科目は「社会イノベータコース」の必修科目である。