
アセスメント開発
本特別プロジェクトでは、子供の学力不振の原因を見とるためのアセスメントの開発研究を行う。従来の学力テストでは、各子どもを画一的に測りクラス内での順位付けもしくは単元ごとの理解度を点数化し把握するために用いられる傾向が強くあった。しかし、実際に子供の学習におけるつまずきは非常に多様であり、学習時に用いられる文言には単元横断的な知識がなければ理解できない表現が多々ある。例えば、子どもが問題文自体を理解できていないのか、問題文は理解できたが問題を解くための知識や計算能力がないのか、ではそれぞれ子供に対し全く異なる支援を行う必要がある。そこで、子供の理解のつまずきをより単元横断的かつ単純な点数化ではなくどういったつまずき方をしているのかを教師が可視化できるようにするためのアセスメントの開発を探求する。活動の大部分はオンラインで行うが、サポートの必要に応じて適宜対面授業も取り入れる。小学校高学年および中学生を対象としたアセスメントをグループで開発することを最終ゴールとする。最終回は状況が許す限り教室で発表を行うが、COVID19感染状況によってはオンラインに切り替える。