生命科学にとって20世紀は“分子”の世紀でした.19世紀終盤にメンデルによって遺伝現象の説明がなされ,エイブリーによって遺伝子がDNAであることが突き止められ,ワトソンとクリックがDNAの二重らせん構造を発見するに至り,20世紀後半の生命科学は「分子・細胞の探求」へと強力に方向づけられました.基礎分子生物学1〜4では,現代生命科学を把握するために欠かすことのできない分子細胞生物学の知識を身につけます.
基礎分子生物学3では,教科書「Essential細胞生物学」の第11~15章を学びます.