本講義では、作品制作を通じ、デジタル音響処理、デジタル音響合成といったコンピュータ特有の音響表現法の習得を目標とする。
受講者は、音楽制作ソフトウェアであるAbleton Liveとそのデバイス作成環境であるMax for Liveを利用して音響処理や音響合成の基礎知識を身に付け、様々な音楽構造の生成や音色の合成/処理方法を学ぶ。こうした技術を学ぶことで、コンピュータミュージックの可能性や魅力に触れ、自由な発想での音楽/音響の作成が可能になることが期待される。
また、本講義で取り上げる内容は、メディアアート作品や映像音響作品などの音響表現を利用した種々の作品制作に応用可能な知識/技術であるため、当該分野に興味を持つ学生の履修も歓迎する。
履修に際して、「コンピュータミュージック1」を履修済みであるか、それに相当するデジタル音響の知識を身に付けていることが望ましい。