
授業ではデザインを観察する術であるデッサンを学び,さらに透視図法(遠近法)という立体的な描き方を学びます。これによって立体物の寸法やプロポーションを測って描く事ができます.
この30年間でコンピュータによる描画がすっかり普及しました。その結果,建物の完成予想図のコンピュータグラフィックの新鮮味がなくなりました。私が業務を通して実感する限り,その分,手描きは重要性を増しています.また実務において施主にアイデアを伝えるときに手描きに勝る方法はありません.
この授業では,初回に透視図の画法の原理を歴史と絡めながら説明し、デッサン(透視図)が空間を観察&表現する為の言語である事を理解してもらいます。その後の6週間は手描きの技術を修得してもらいます。
重要:2023年はオンキャンパスとしますが感染状況によってはオンラインに切り替えます。
この授業は学期前半7回で完結するクォーター制で行われます。同じ時限で後半行われる「C2017 地球システム設計」を併せて履修されることを推奨します。地球システム設計論では,基礎造形と立体幾何学を学べます。