
この授業では中国経済について理解を深めつつ、中国語で今の中国社会について幅広く議論できる能力の向上を目指す。
近年、特に2020年以降の情報通信インフラの急整備により、中国社会の情報化、デジタル化が急ピンチで進展している。これまでに耳にしたことのない新しい単語や、中国ならではの新概念も新聞やニュースに続出している。たとえば、BATH(Baidu、Alibaba、Tencent、Huawei)やスタートアップ、ユニコーン企業、イノベーション、5G、デジタル経済は当然ながら、インフルエンサーやライバー、デジタル・スマート化、メタバース、NFT、Web3.0も毎日のように目の当たりになってきた。情報通信技術の発展に伴った今の中国経済ならではの新しい消費スタイルと経済現象が現れ始めている。これらの新出言葉については、文面上のみでは理解しきれない部分が多い。中国経済の発展過程、社会環境や産業構造、そして科学技術イノベーションの発展と置かれている国際環境といった多角的な視点から理解し、議論しながらとらえる必要がある。