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科目名研究開発と組織

授業概要

学部・研究科
総合政策・環境情報学部
登録番号
24850
科目ソート
B6064
科目名
研究開発と組織
分野
基盤科目-共通科目
単位
2単位
開講年度・学期
2023 秋学期
K-Number
FPE-CO-03303-211-07
開講年度・学期
2023 秋学期
曜日・時限
火 2限
授業教員名
清水 たくみ
実施形態
対面
授業で使う言語
日本語
開講場所
SFC
授業形態
※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
講義, 演習, グループワーク
GIGAサティフィケート対象
非対象

詳細

講義概要

インターネット、デジタル・プラットフォーム、ビッグデータ・アナリティクス、AI等に象徴されるテクノロジーの進化は、現代の企業経営に大きな影響をもたらし続けている。本講義では、研究開発の中でも特にテクノロジーの役割にフォーカスし、いかにしてテクノロジーが新たな組織やイノベーションの可能性をもたらすか、最先端の学術知および実践知に基づいて理解を深める。現代の組織・経営課題を解決する上で、テクノロジーの理解および活用は不可欠なものであり、未来の経営キャリアを築く上で必須となる知見を習得する。

本講義は課題文献に関わるクラス討議を基盤とし、チームプロジェクト、ビジネスケース、先端学術論文紹介など、多面的な手法を用いて学びの場を構築する。各回の具体的な構成としては、書籍・論文等をもとにしたクラス討議回と、Harvard Business School (HBS)作成のケース教材(特定企業に関して詳しく書かれた討議用教材)を用いた討議回を交互に実施して、理論知・実践知の両側からアプローチする。各回授業の前に指定課題文献を読み込んだ上で、授業に参加・ディスカッションを通して学ぶことが求められる。授業内の講義および討議に使用する言語は日本語だが、課題文献のビジネスケースは全て英文ケースを使用し、実務家向け論文も一部英文(邦訳が存在しない論文)を使用する。日本語になっていない最先端の知見を文献から吸収し、日本語での授業内討議でより踏み込んだ理解を目指す。ちなみに、現代のテクノロジー(例:ChatGPTやDeepL翻訳など)を使えば、書かれた文章の翻訳はかなりの精度で実行できる。そのため、英語を読むのが苦手と感じている人は、そのようなツールを積極的に活用してくれて全く問題ない。むしろそのようなツールを使いこなし、母国語以外の言語から良質なインプットを得る一つの機会だと捉えてもらいたい(授業内のレクチャーや討議は全て日本語で行う)

講義でカバーするトピックは実務・学術の両面で盛んに議論されている本質的かつ先端的なものにフォーカスし、それらを履修者それぞれのコンテクストで理解と実践につなげることを目指す。これらトピックは他授業での学びを補完すると共に、組織とテクノロジーをつなぐ経営キャリアを構築する上で不可欠となる視点/フレームワーク/アプローチを提供する。