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科目名アカデミックプロジェクト モバイル・メソッド(セオリー)

授業概要

学部・研究科
政策・メディア研究科
登録番号
38412
科目ソート
70002
科目名
アカデミックプロジェクト
分野
プロジェクト科目
単位
1単位
開講年度・学期
2023 秋学期
K-Number
GMG-MG-67203-621-86
開講年度・学期
2023 秋学期
曜日・時限
授業教員名
加藤 文俊,石川 初
実施形態
オンライン(ライブ)
授業で使う言語
日本語
開講場所
その他
授業形態
※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
講義, 演習, グループワーク, 遠隔あり
GIGAサティフィケート対象
非対象

詳細

講義概要

ネットワーク環境を前提として、私たちの「移動」に関わる諸側面の再編がすすんでいる。ソーシャルメディアにおいては、位置情報はもとより行動軌跡やアクセス履歴といった情報の活用が進み、私たちのコミュニケーションや人間関係を変容させている。
本プロジェクトは、Buscher、Urry、Witchgerら(2011)が提案する「モバイル・メソッド」の視座や「ロケーティブ・メディア(locative media)」研究(たとえばWilken & Goggin, 2014)の動向をふまえて、人、モノ、情報、アイデア等の「移動」に関わる調査・研究と、デザインリサーチやソーシャルファブリケーション領域との接続を試みるものである。「モバイル・メソッド」では、おもに地理学、社会学をベースにしながら、人びとが日常のなかで(時には不可避的に)生成し続けている多様な「生活記録(life document)」の理解と、方法論の開発、調査・研究の設計等について探究する。
2023年度春学期は、ジョン・アーリの『モビリティーズ』を読み込んでディスカッションをすすめた。秋学期は、COVID-19の影響下で暮らした経験や身体知を前提に、これからの「移動(移動性)」について、より実践的に考えてみたい。現場への介入(たとえば、トラックの荷台などに載せることのできる可搬性の高い〈何か〉をデザインするなど)を前提に、理論と実践(製作、設置、試用)をくり返しながら、プロジェクトを円環的に構成する。
本APは、別に開講されている「モバイルメソッド(プラクティス)」と連携して実施する。履修者はこれら2つのプロジェクトに登録すること。


担当:
メンバー 加藤文俊・石川初
サブメンバー 水野大二郎(政策・メディア研究科 特別招聘教授)