シラバス

科目名現代アート概論 【学期前半】

授業概要

学部・研究科
総合政策・環境情報学部
登録番号
42149
科目ソート
B6182
科目名
現代アート概論
分野
基盤科目-共通科目
単位
2単位
開講年度・学期
2023 春学期
K-Number
FPE-CO-03303-221-01
開講年度・学期
2023 春学期
曜日・時限
月 5限 , 月 6限
授業教員名
馬場 淳
実施形態
オンライン(ライブ)
授業で使う言語
日本語
開講場所
その他
授業形態
※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
講義, 演習, 遠隔あり
GIGAサティフィケート対象
非対象

詳細

講義概要

ヒトはアートと共に始まった。私たちの知覚対象に、区分をつくり、想いを抱き、名付けたとき、それは生まれた。コトバ、文字、星座、子供の命名、洞窟の壁画。ヒトの知的・情的活動の原点にアートはあり、私たちが認識する世界が存在する。

本講義は現代アートの幅広い解釈に触れ、実践を通じてアクティブな創造性を育むことを目的とする。授業は (1)講義 、(2)訓練 を基本構成とし、創作的行為に対する見識を深めていく。

講義では人間的諸事象(哲学、言語学、記号学、心理学、数学等)を取り上げ、「思考作用による意味づけ = 概念」とは何か考えていく。訓練では、講義内容に関連した設問を大喜利形式で発表し、「情感を外に出す行為 = 表現」で即興の発想力を鍛えていく。文脈に応じた、質問や議論は大いに歓迎する。

私は実践こそ、思いがけない学びや発見があると考える。従って、授業の最終提出物は作品制作とする。想像力を開放し、ご自身の得意とする表現手段で挑んでほしい。優秀な作品は期末に発表を依頼する。

表現者視点でアートに向きあうことで、各々が抱くアート観を見出してもらい、自己を発信する術を身につけることを目指す。 本講義で得られる体験を通じて、これからの時代をアクティブに生き抜くヒントにしていただきたい。

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ACCI BABA (ババアツシ、馬場 淳)。1977年、神奈川県生まれ。ドイツ・ベルリンを拠点に活動する、ビジュアルアーティスト・現代美術家・映像作家。2019年より慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授として着任。文化庁メディア芸術祭 (2009/日本)、Webby Award (2012/米国)、現未来科技芸術之星賞(2019年/中国)等、国内外で受賞。近年の展示会として個展:’ab aeterno’(2018/Kunsthalle Bremerhaven/ドイツ)、国際グループ展: ‘The Art of Simulation’ (2018/ドイツ)、’13th Digital Art Festival Taipei’ (2018/台湾)、’Burning Man’ (2020, 2021/Metaverse)など、これまで20カ国以上で展示。近年の講演として、TEDx TOKYO (2010/日本), Asia-Baltic Creative Days (2017/リトアニア), 第四届上海国际数字媒体艺术教育研讨会(2019/中国)等。
オフィシャルサイト:https://accibaba.com