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科目名研究会A

授業概要

学部・研究科
総合政策・環境情報学部
登録番号
48960
科目ソート
A1101
科目名
研究会A
分野
研究プロジェクト科目
単位
4単位
開講年度・学期
2023 秋学期
K-Number
FPE-CO-05003-211-08
研究会テーマ

国際人口移動と多文化社会

開講年度・学期
2023 秋学期
曜日・時限
金 4限 , 金 5限
授業教員名
木原 盾
実施形態
対面
授業で使う言語
日本語
開講場所
SFC
授業形態
※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
演習, グループワーク, 遠隔あり
GIGAサティフィケート対象
非対象
研究会・来期の研究プロジェクトのテーマ予定

詳細

講義概要

2023年秋新設の研究会です。社会学や人口学を学びつつ、人の国際移動とそれに伴う様々な社会現象を研究していきたい方を募集します。国際人口移動(国際移住)や多文化社会に関する理解を深めること、社会学論文を執筆するための方法やスキルの習得の2つが大きな目標です。

研究会の時間中は①国際人口移動・国際移民や多文化社会に関する文献の輪読や講義、②研究方法(論文執筆、社会調査法や社会調査データ分析)に関する文献の輪読や講義・実習、③個人研究(またはグループ研究)の3つを組み合わせることを予定しています。文献の輪読とは毎週の授業の開始前までに履修者全員がその週の指定文献(本や論文)を読んできて、授業中に皆で論点や疑問点を議論することを指します。実習は論文執筆、社会調査・社会調査データ分析に関するもので、正規の授業時間内外に大学外でフィールドワークとして行う可能性があります。個人/グループ研究テーマは人口移動、移民・難民、民族とエスニシティ、多文化共生などに関わるものを想定していますが、担当教員の了承の上で、研究会テーマとは直接関わりのないテーマとすることも可能です。

担当教員の専門とする学問分野(ディシプリン)は計量社会学と社会人口学ですが、その他のアプローチも歓迎します。参考として(来年度も含む)研究会で購読の可能性のある文献には以下のようなものが挙げられます。最終的には履修者の方の関心やニーズも踏まえつつ、10月以降に決定します:

例)研究方法に関するもの
・毛塚和宏,2022,『社会科学のための統計学入門――実例からていねいに学ぶ』講談社.
・小熊英二, 2022,『基礎からわかる論文の書き方』講談社現代新書.
・Salganik, M.J., 2018, Bit by Bit: Social Research in the Digital Age, Princeton: Princeton University Press. (瀧川裕貴・常松淳・阪本拓人・大林真也訳, 2019, 『ビット・バイ・ビット――デジタル社会調査入門』有斐閣.)

例)テーマに関わるもの
・樋口直人・稲葉奈々子, 2023, 『ニューカマーの世代交代――日本における移民2世の時代』明石書店.
・Liu-Farrer, G., 2020, Immigrant Japan: Mobility and Belonging in an Ethno-Nationalist Society. Ithaca, NY: Cornell University Press.
・永吉希久子, 2020,『移民と日本社会――データで読み解く実態と将来』中公新書.
・Skeldon, R., 2021, Advanced Introduction to Migration Studies. Cheltenham, UK: Edward Elgar Publishing.

なお、最終的な履修者数、構成や関心によって、研究会の内容や運営方法等が上記から変更される可能性もあります。