シラバス

科目名研究会A

授業概要

学部・研究科
総合政策・環境情報学部
登録番号
49162
科目ソート
A1101
科目名
研究会A
分野
研究プロジェクト科目
単位
4単位
開講年度・学期
2023 秋学期
K-Number
研究会テーマ

ザ・インダストリアス・シティ

開講年度・学期
2023 秋学期
曜日・時限
月 3限 , 月 4限
授業教員名
細谷 浩美
実施形態
対面
授業で使う言語
日本語
開講場所
SFC
授業形態
※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
演習, グループワーク, 遠隔あり
GIGAサティフィケート対象
非対象
研究会・来期の研究プロジェクトのテーマ予定

持続可能な都市の未来を考える本研究会では、2024年度も同テーマの研究を継続する。建築だけでは解決できない複雑な問題に対して、既存の文脈や地方の車社会、周辺の自然環境などを丁寧に分析し、建物やオープンスペースのデザインを通じて、地域全体の活性化につながる提案をしていく。

詳細

講義概要

本研究会では、2021年に出版された書籍『ザ・インダストリアス・シティ』のテーマをさらに研究していく。

“都市はもともと、生産と商い、働くことと住むことが物理的、機能的に一体化した場所であった。近代産業の勃興に伴い、これらの機能を空間的に分離するためのゾーニング規制が導入されたに過ぎない。しかし、産業がデジタル化され、エミッションフリー化が進み、大量生産よりもイノベーションに基づくようになったとき、こうした規制ははたしてどのような役割を果たすのだろうか。どのように働くことと住むことを組み合わせれば、モビリティとエネルギー消費をより持続可能なものにすることができるのか。また、デジタル・ディスラプション、移民、人口動態の変化を特徴とする不安定な世界において、社会的公平性とレジリエンスに基づく都市圏を創造するチャンスはどこにあるのか。" (The Industrious City, 2021, Lars Müller Publisher)。

『ザ・インダストリアス・シティ』では、スイスのポリセントリックな都市景観を例に、生産、サービス、レジャー、生活の間にどのような新たな相乗効果を見出すことができるかを探求した。本研究会では、日本国内のケース、地方都市や過疎地において同様の研究を試みる。