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科目名比較体制論

授業概要

学部・研究科
総合政策・環境情報学部
登録番号
13837
科目ソート
C1140
科目名
比較体制論
分野
先端科目-総合政策系
単位
2単位
開講年度・学期
2024 秋学期
K-Number
FPE-CO-04003-211-06
開講年度・学期
2024 秋学期
曜日・時限
火 2限
授業教員名
廣瀬 陽子
実施形態
対面
授業で使う言語
日本語
開講場所
SFC
授業形態
※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
講義, 演習
GIGAサティフィケート対象
非対象

詳細

講義概要

 1980年代後半からはじまったソ連のペレストロイカにより、世界の共産主義国家は大きく揺らぎ、1991年末のソ連崩壊で、旧ソ連と東欧諸国は共産主義を放棄し、共産主義の夢は消えたかに見えた。しかしながら、東アジア、東南アジアには、かつての体制に修正は見られるものの、共産主義国家が根強く残っている。また、旧ソ連の諸国も、「共産主義を捨てた」といいながらも、現在、政権を握っている者の多くは、共産主義時代のエリートであり、一部では共産主義勢力の復活も起きている。一方、旧共産主義国家に対しては、国際社会から民主化の圧力が強くかけられているが、それが実効的かどうかは判断が分かれるところだろう。

 本講義では、主に旧ソ連のCIS諸国におけるソ連崩壊後の政治変動に注目しながら、他の体制との比較を交えつつ、現在の、もしくは過去の共産主義国家の体制およびその変動を地域的、時期的に比較することを目的とする。

 また、なかなかフォーカスされることのないロシアの選挙、それに関わる政治変動にフォーカスすることは実に興味深いと考え、ゲスト講演を予定している。

 なお、担当者が春学期に開講している「地域と社会(欧州・CIS) 」とセットで履修すると、より理解が深まるだろう。