
デザインを観察する術であるデッサンを教えます。とくに透視図という遠近法を使った描き方を教えます。この授業によりみなさんは身の回りにある立体の寸法や比率を保って立体的に描く事ができます.
この30年間でコンピュータグラフィックが完全に普及しました。その結果,デザインをコンピュータグラフィックで表現しても新鮮味がありません。デザイン現場を経験した身から,その分,手描きのスケッチに説得力が増しています.また施主にアイデアを伝えるときに手描きに勝る方法はありません.
この授業では,初回に透視図の画法の原理を歴史と絡めながら説明し、デッサン(透視図)が空間を観察&表現する為の言語である事を理解してもらいます。その後の6週間は手描きの技術を修得してもらいます。
この授業は学期前半7回で完結するクォーター制で行われます。同じ時限で後半行われる「C2017 地球システム設計」を併せて履修されることを推奨します。地球システム設計論では,基礎造形と立体幾何学を教えます。