
本授業では、住民、自治体、NPO、企業など、地域の多彩な主体によって取り組まれている各地のまちづくりの最新動向を紹介し、成功要因、課題を明らかにした上で、その意義、可能性について議論します。また、まちづくりにおいて大切なポイントとなる、多様な主体間の協働を実現し、資源をいかし、地域の問題解決を果たすための具体的方策についても検討を行います。まちづくりの実践、地域活性化政策などに関心のある全ての学生を対象とします。秋学期の本授業では、まちづくりのソフト面を中心に取り上げます。
授業では、プラットフォーム、ネットワーク、信頼、地域社会学などに関する理論を整理し、観光、農業、商店街、ひとづくり、伝統産業、地方創生などをテーマとする先進的なまちづくりの事例研究を行います。また実践知を育むために、一方的な講義だけでなく、まちづくりの分野で全国的に活躍されているゲストによる講演やケースディスカッションも適宜取り入れます。
最終成果として、地域の問題解決に関するレポートを作成してもらうことを検討しています。