中華文明の思想は、日本を含む東アジアに大きな影響を与えてきました。その歴史や思想を概観することは、東アジア地域研究を行う上で一つの視座を与えてくれるでしょう。この講義では、周代から明代までの中国史を概観するとともに、儒家思想がどのように作られ、発展したかを講義します。また、当時の思想がなぜその時代に発生したのか、その歴史的意義も考察します。講師は、受講者に中国史や中国哲学についての知識を持っていないことを前提に講義を行うので、専門分野に全く関わらない人の受講も歓迎します。