
入門レベルのマクロ経済学の講義を行う。マクロ1を履修済みの学生が履修者に含まれることも想定するが、マクロ1の内容はこの講義の必須前提ではない。
まず国民経済計算について、すなわち生産、所得、および支出による国内総生産の測定について概観をしたのち、生産、成長、消費、貯蓄、について考察し、これらがどのように決定されるのかについて学ぶ。資産市場、貨幣、物価について解説したのち、AD-ASモデルと財政政策と金融政策について学ぶ。次いで、短期における物価上昇率と失業率の代替関係について、データを用いて考える。
簡単な数学を必要とするが、講義では直観的理解に訴えるよう心掛けるつもりである。