公共哲学の入門者に対して、その基本的概念についての理解を深め、具体的な社会課題の分析・理解・解決に即して、公共哲学の枠組みを活用して、思考、判断、決断できるようになることをめざす。なお、公共哲学は、政治や行政の場面でのみ必要となるものではなく、個人と集団が存在するあらゆる現場(企業、地域、教育、医療、NPO、NGOなど)において、必要かつ有用なものである。将来、板挟みや想定外などの局面で苦渋の決断を迫られるような重責を担う意思や可能性がある学生の履修を強く推奨する。