
エクス・ミュージック(x-Music)
企業と共同でイヤホン型脳波計のデジタルデータを用いた「ゾーン」を導く音楽の自動生成、スマートフットウェアから取得したデジタルデータを用いた歩行・走行運動に合わせた「ゾーン」を導く音楽の自動生成、ヒトの身体の凍りつきを解く身体に作用する音楽の作成などに積極的に取り組んでいる。また、都市データを用いたサウンドアートや音楽の生成ー「都市作曲 / Urban Composition」をテーマとした研究や、赤ちゃんの運動データを用いた音楽生成など、未知なる音楽の生成研究に取り組む。
履修選抜課題で挙げた 3つのカテゴリー(Sonic Technologist / Sound Artist / Independent Artist)に分かれてサブゼミ・勉強会を実施し、研究活動のマイルストーンを設定する。Sound Technologist グループでは、AbletonやMaxなどのSoftwareの使用、Hardware/電子工作の知見/技術を深め、実際に手を動かしながら積極的にプロトタイプを作る。Sound Artist グループでは、サウンドアートに関わる文献や歴史的文脈の整理、作品制作、論考やステートメントの出版を行う。Independent Artist グループは、レーベル運営・楽曲リリースなどの課外活動を徹底的に行い、その熱意・知見・技術をメンバーとシェアしつつ、x-Musicの社会実装を行う。
NIME (The International Conference on New Interfaces for Musical Expression), ICMC (International Computer Music Association), NYCEMF (New York City Electroacoustic Music Festival), Are Electronica など国際的な場での作品発表を目指す。
音楽とは一体何か。SFCは世界に向けて、一体どんな音を創り、何を表現すべきか。本研究会では、音楽の真価や可能性を探究し、まだ確固たる名称のない、未知なる次の音楽(= x-Music)を制作することに取り組む。SFC エクス・デザイン(x-Design)プログラムのクリエイティブマインドをリスペクトし、以下の観点から音楽を制作することに挑む。